祖父の背中を追いかけて
Staff Interview

入社のきっかけ
工業高校出身者の多い業界ですが、農業高校からこの道に入りました。実は、私の祖父も以前、この西部道路で建設重機オペレーターとして働いていたんです。重機を動かす祖父の姿を見るのが大好きで、幼少期はよく母と一緒に、祖父の働く現場まで出掛けていました。作業の休憩時間、重機の運転席に座らせてもらった時の興奮は今でもはっきりと覚えています。その憧れを胸に、祖父の背中を追いかけるように西部道路に入社しました。
資格で広がる可能性
土木工事の現場では、多種多様な建設機械を用います。手持ちで扱う小型の機械をはじめ、運転席に乗り込んで操作する大型の重機など、さまざまな機械があるのですが、操作には免許が必要です。入社してから1つずつ取得し、さらに国家資格の「2級建設機械施工管理技士」を取得したことで、より多くの機械を操作でき、幅広い現場で活躍できるようになりました。
最近ではアスファルトフィニッシャーという、いわゆる「花形」の重機にも乗せてもらえるようになり、やりがいも大きくなっています。
オペレーターの奥深さ
アスファルトの密度を高める作業(転圧)が上手く行った時、ねらった通りに機械を操作できた時は、やっぱり気持ちがいいですね。操作できる重機の種類や、経験してきた現場の数は増えたのですが、上には上がいる世界。現場ごとに、最適な作業順序やアプローチは異なるので、まだまだわからない部分もたくさんあります。経験を積むほどに、この仕事の奥深い魅力に気付かされていますね。
心強い味方の存在
時には失敗したり、先輩に指摘されて反省する場面もありますが、入社当時と比べると、自分で先を見越して行動できるようになったと思います。それでも落ち込んでしまうのは、他の人が重機を使いこなしているのに、自分がやるとなかなか上手くいかない時。そんな時は一旦、基礎に立ち返ることを大事にしています。そして周囲の先輩や、一番身近な先輩である、じいちゃんに話を聞いてもらいます。そうすると、また前向きな気持ちで頑張れるから不思議です。
目標は高難易度の重機
建設重機オペレーターなら誰もが憧れるのが、舗装工事の整地用重機・グレーダーに乗る「グレーダーマン」です。建設機械の中で最も操作が難しい重機の1つですが、ベテランだった僕の祖父も乗りこなしていたそうで、当時一緒に働いていた人からもその評判を耳にします。これからもたくさんの現場で経験を積んで、ゆくゆくは尊敬する祖父と同じグレーダーで道路作りに貢献し、自分の役目を果たしていきたいですね。